練乳・×・

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プリンセスの受難

※茶番


古都ブルンネンシュティグの隅っこにちょっとしたバーがある


冒険者達からの評判がよく、狩りの帰りに恋しくなる場所


そのバーの傷んだ扉を開くプリンセスがいた


その姫の名は誰も知らないが


一部の人間からは


『薄幸姫(はっこうき)』


と呼ばれていた




※まだ茶番


「薄幸姫じゃないか、いま戻りか」


マスターはいつものように陽気に話しかけてくる


「ミルク。」


こちらもいつものように返してやった


「そういや薄幸ちゃんはボトル投げるんだったか」


「そうよ」


練乳入りミルクの入ったグラスを傾ける


「それは狩りが辛いんじゃないか?」


「余計なお世話よ……十分な火力は出せてるわ」


このところよく言われることだ


返すことばも決まって同じ


「でも単発3000かそこらだろぉ?」


「失礼ね!8000は出せるわよ!」


※場合によっちゃ10000出ますけどね。


(カランカラーン)


「おーうマスター、今日は暑いなぁ?」


「お前ら汗臭いな!ちったあ店の雰囲気を大事にしてくれねえとよォ!」


剣士とビショップの二人組が鼻に付く臭いを纏って


不幸にも隣に座ってきた


「(くさい……)」


「おチビちゃん、失礼するぜ」


「誰のことかしら」


ぷい、とそっぽを向いた




「(平日の昼間は暇ね……画面の前の人さえ夜勤でなければ毎日秘密に通えるのになぁ……)」


誰にぶつける訳でもなく、一人で頭の中に愚痴を持ち込んでは突っ伏して溜め息を漏らす


いつものことなのでマスターもニヤニヤしながらミルクのおかわりを差し出してくる




「俺さ、こないだアリアンで敏捷比率称号付きの靴探してたんだ」


「なかなか高価な物をお探しになったのですね」


「でな、露店を探し回ってたらよ、目の前でプリンセスに買われちまったのさ!」


「ははは、それは残念でしたね」


「ったく、姫なんて敏捷いらねえだろっての」




(ガバッ)


「無知な脳筋に説明してやろうか……」


一瞬にして剣士の襟首を掴んで凄みを効かせた


「なんだよおチビ……事実じゃねえかよ」


「その事実は間違いよ」


「なにィ……?」


襟首を握る手に力を込める


「は、離せッ!」


「(あの小さな身体であれほどの力を……一体あの幼女は何者なんだ……?)」


先ほどまでの活気はカウンターの前の騒動で静まり返っていた


「確かめたらどうなんだい?」


マスターの提案を2人で呑むと、表に人だかりを作りながらプリンセスと剣士は向かい合っていた


「(プリンセスの武器は蝿殺しですか。ある程度の敏捷性がなければ扱えないと聞きますね……)」

※BISさん安定の解説




先に仕掛けたのは剣士だった


「ファイナルチャージングッ!」


剣(IF)を突きだし突撃する!


それをプリンセスはひらりとかわしてみせる


「パラレル……」


距離を詰め、大技の構えを取る


「スティング!」


プリンセスを取り囲んだ剣士の分身が勢いよく刺突を放つ




が、手応えは無かった


「剣士さん!それはスキップジャンプだ!今プリンセスに攻撃は当たらない!」


「なんだと!」


「そう、スキップジャンプはあらゆる攻撃を受け付けない無敵の構え(?)」


プリンセスは跳び跳ねていながら人間の速さとは思えない速さで距離を取る


「さあ、こちらの反撃も受けて貰おうかしら」


プリンセスは足元に転がっていた石を投げつける


「シマーリングシールド!」


(キィン)


「逃げ回るだけが脳らしいな!俺は盾がある限りお前の攻撃を受けることも無いって訳だ!」


「そう……」


プリンセスは花束をスリングに盛り付けた


「いけない!剣士さん隠れて!」


「あぁ?ただの花じゃねえか」


「もう遅いわ!」


投げつけられた花束は剣士に纏わりつくように散っていた


「苦し紛れに花なんか投げつけて……攻撃スキルは無いのかよ!」


「剣士さん、あなたのことは忘れません……」


「素直に仲間の忠告を受けていれば……」


赤い液体の入ったボトルが投げられた


「こんなモン!」


ボトルは宙を舞う盾に阻まれ砕けた!




「痛い目に逢わずに済んだのかしらね」


砕けたボトルから溢れたら赤い液体は炎のように剣士を焼き尽くす


「バカな!盾で防いだ筈なのに!」


「あなたが防げたのはボトルの物理判定だけ。ボトルの魔法ダメージまではいかなる盾も防げないのよ。」
※物理判定で当たらないと魔法ダメージは発生しませんが


「だが俺は抵抗を完備している……それがここまで……」


「フラワーシャワー。低下抵抗を無視して魔法、すべての状態異常、即死への抵抗を下げるスキルよ」


「……花を投げたのは低下のためだったのか……ゴフッ」




「よかったわね脳筋。ちょっとは賢くなれたんじゃないかしら?」


薄幸姫……その運を固定し、知識に捧げた愚かなプリンセス。


受難の日々はまだまだ続く





と思うよ



※よくある質問への解答をまとめるのになぜこんな茶番が必要だったのかは、画面の前の人すら知らない……
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  1. 2012/06/25(月) 22:35:30|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

全部読んじゃった!

うひさんはいろんな才能あるな~!
  1. 2012/06/27(水) 10:50:43 |
  2. URL |
  3. 石ころ #-
  4. [ 編集 ]

キュアミント

読みいってしまった・・・
運を固定して薄幸・・・
しかし変身して運を揚げてあげられる・・・なんてすばらしい自己犠牲!
クールじゃ!

が!
うひめのイメージで呼んでいたために
会話の隅々に笑いを求めてしまったw

ちょっとバーのマスターかっけえかも~イメージは佐藤浩市(ムフフ
  1. 2012/06/27(水) 10:53:47 |
  2. URL |
  3. いっちー #-
  4. [ 編集 ]

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